アナタはボクの自慢でした。

さよおなら。

ボクはアナタが朽ちて行くのを見ているしか出来ませんでした。

さよおなら。

ボクはアナタに理想を押しつけていました。
身勝手な話です。
ボクはこれ以上アナタが腐って行く姿を見たくない。

さよおなら。
さよおなら。
さよおなら。
2006.01.17 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
ひかるウミ。
ぬけるようなあおぞら。

ひかるウミ。
すけてソコまでみえるほどのそらをうつしたあおいかいすい。

ひかるウミ。
ごくさいしょくしたおさかなたちがはらをうかべてうかぶよ うかぶ。

ひかるウミ。
ソコにころがるのははらをみせていろがぬけはじめたこうかくるい。

ひかるウミ。
ソコいちめんにひろがるのはじゅうたん。
しせたさんごしょう。
ひかるウミ。
てらしつづけるにっこうをはんしゃして。

ひかるウミ。
どこまでもかがやきつづける。
2005.12.04 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /

貴方の声に甘い感覚が背中を走る

目を閉じて夢と現の狭間で

空間に落ちながら絡め取られる手足

・・・そして 体



貴方の声に泡立つ体を抱えて

思わず目を開きそうになる

開けば押し寄せてくる現実

これが現?これが夢?

落ちてゆく現に・・・・・


アナタの心に僕という草は生えていますか?

僕の名の風は吹きますか?

僕の心にアナタという花が咲いているように

アナタという鳥が飛び込んでくるように


アナタの声に現をみる

夢をみる 風に・・・・・

夢をみる 道端の草に・・・・

取り巻く風に ささやかな根をはる草に


堕ちてゆくアナタの声に 声に

目を閉じて 閉じて 

そして甘い泡立ちに体を震わす


頬を伝う雫が

やがて やがて 僕の周囲の闇に全てゆきわたっても・・・


    声ニ 僕ハ 闇ニ イザナワレル
2005.11.27 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /

歩いてきたこの砂漠を僕は何度も振り返る

もうここからじゃあ始まりが見えない足跡

何度も何度も振り返る


緩やかな時の流れに身を委ねて過ごす時はもう来ない

愛しい人を抱いて眠ることはもう許されない

風に吹かれて足跡は消えてゆく

消えた足跡を僕は必死に探してる


僕は何度も振り返る

風が強くて目を開けられない

何度もはぐれてしまった人の名を呼ぶ

愛しくて愛しくて何度も呼びかける

返事は無い 僕の声は届かない

僕に吹き付ける風があの人には吹かないように

あの人への風が少しでも僕に向きますように

あの人が少しでもこうしている僕に嘆きませんように


風が強い

僕は振り返る

僕が売った身が何時かはあなたの血や肉になりますように

かき消された僕の声があなたには届きませんように
2005.11.18 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /

太陽の光は眩しい。

眩しすぎて辺りは真っ白。



でも太陽は好き。

明るくてとっても。



でも太陽は嫌い。

明るくてとっても。


何でも照らしすぎ。

見せたくないモノまで、

見えなくてもいいモノまで、


全てが見えてしまうモノ。



・・・僕を明るく照らし出して・・・

・・・僕を明るく照らし出さないで・・・



強い光は僕の中に黒い影を作る。

それでも僕は太陽に焦がれる。
2005.11.13 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
どうしたら
ボクの ボクの気持ちが
全部キミに伝るのかな

キミの背中が好き
笑った顔が好き

地に足をつけて
空を見上げる顔が 好き

触れていたい
キミは怒るかな
思わず伸ばした手を
ボクはあわてて引っ込める

キミの声が好き
強気な視線が好き

全てを見つめて
歩いている姿が 好き

触っていたい
キミはどうなのかな
思わず伸ばした手を
優しく受け入れてくれた

ボクの ボクのしあわせと
キミの キミのしあわせが

どうか どうか どうか
一緒でありますように。
2005.11.07 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
今夜は星が降ってくる
キラキラキラキラ

桜の花びらの様に
ヒラヒラヒラヒラ

僕の足元に積もってる
こんな夜は…


   少し淋しくて 少し悲しくて
   たった一人を思い知る


   サクサクサクサク

   小さな音を立てて僕は歩いてく

   振り向けば白金の海に
   僕の足跡だけが
   ポツポツポツポツ


星が舞い降りる夜は
月が悲しそうに笑う時

僕は一人それを見上げてる
2005.10.30 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
頭のなかで音がする
カラカラ カラカラ音がする
乾いた音がする

綺麗な歌声は僕には似合わない

乾いた喉で掠れた声が漏れる
あなたに僕は似合わない
アナタニボクハニアワナイ

掠れた声であなたの名前を呼ぶ
何度も呼ぶ

音がする

乾いた音が

  埃だらけの僕
  潤いのない声
  光のない瞳



砂になって風に舞おう
2005.10.28 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
闇からの声に怯えるキミを
ボクは救う事は出来ない

力の無い 腕を許して。

ボクの前で変貌っていくキミを
留めることは出来ない

オネガイ キミを許して。

声にならない悲鳴が
ボクの頭の中でこだまする

キミを救える唯一の方法さえ
ボクは取ることが出来ない

あがなう事で苦しみが増すのなら
委ねて構わないから

キミを。

それからボクも委ねよう
ボクを。

キミに。
2005.10.27 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
機械仕掛けのこの街は

時間の流れがとても早くて

とても追い付いていけないよ

背中を丸めて見上げた空はねずみ色

よく見ると

みんなコードでどっかにつながっていて

それを必死に守ってる

僕は知っているよ

コンセント抜いたって

みんなちゃんと動いていられる

僕は知っているよ



機械仕掛けのこの街では

僕は一人おいてきぼり

そうなると理解るよ大切な事

ねずみ色が空のホントの色じゃないってこと

だから

コンセントが無くたって大丈夫

ちゃんと動いていられる

僕は理解っているよ

僕は僕で動いてる
2005.10.24 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
鐘の音がする

小さいけれど…

僕にはちゃんと聞こえる…

あわせて聞こえる歌は誰の歌?



空を見上げればツバメがいて

僕は歌声の主への伝言を頼む



君の歌はとても素敵だから

ちゃんと聞いている人もいるんだから

…だから…

だから、お願い

そんなに悲しまないで。
2005.10.19 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
おでかけ おでかけ
きょうはご主人様と
おでかけ おでかけ

うれしくって たまらなくって
ボクは つい かけあしに

ご主人様をひっぱって
ころばせてしまったよ

あややや
でもでも しっぽは とまらない

ご主人様は わらってくれたけど
ボクは すこし はんせい。

おでかけ おでかけ
きょうはご主人様と
おでかけ おでかけ

いつもは おいてけぼりなのに
おさんぽなんて いつもはないのに

いつもいそがしい ご主人様だけど
ときどき こうやって

どきどき
まだまだ しっぽは とまらない

いちにちじゅう あそんでくれるんだ
ボクは それだけで じゅうぶん

また あしたからは
がんばって おるすばん
するからね。
2005.10.15 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /
アナタを見つめることで
ボクは 堕ちる
深い終わりの無い世界へ

遠くに向けられた優しい瞳は
一度も振り返ることはなくて

ボクも同じ方を向いてみるけど
何を見ているの 感じているの?
ボクニハワカラナイ

アナタと同じ高さからなら
ボクにもそれは聞こえますか?

アナタの唇をたどってみるけど
聞こえない言葉が綴られる
ボクニハミエナイ

教えて

アナタを唄うことも
罪ですか?
2005.10.13 / 自作詩 / 小説・文学 / 詩。 /